技術レポート

10年の歴史とともに進化した
日本語対応フレームワーク

「TripletaiL」開発フレームワーク
開発課
シニアマネージャー
及川 英夫

インターネットの普及と発展と共に!

Perl(パール)は、ラリー・ウォールによって開発されたプログラミング言語です。誕生してから20年以上の歴史を持つPerlの歴史は、インターネットの発展と普及と共にあると言っても過言ではありません。ユミルリンクは、創業当初から大規模なメール配信システムの開発や構築に関わり、自社にて、「TmmLib」というPerlのフレームワークを生み出しました。そして、さらなるシステム開発の効率化、および品質向上を目指し改良を続け、2005年に、「TripletaiL®(トリプルテール)」開発フレームワークが産声を上げました。

脆弱性を許さない安全標準

セキュリティへの対処を、個々のプログラマの技量や方針に依存してしまうと、どうしても漏れがでてしまいます。クロスサイトスクリプティング攻撃や、SQLインジェクション攻撃を防ぐために考えられたフレームワーク、それが「TripletaiL®」です。 例えば、HTMLの中へ文字列を展開するときに使用するテンプレート機能では、標準で記号の処理を行います。また、DBを利用する際にも、標準で記号の処理を行っています。このように、何も考えずにフレームワークを利用した際にも、「標準で安全な処理」が実行されることで、コードの書き忘れによって脆弱性が生まれてしまうことを防ぎました。

日本語のウェブサイトをつくるためのフレームワーク

フレームワークとは、アプリケーションの土台として機能するソフトウェアのことです。「TripletaiL®」は、日本語の文字コードや日本の携帯電話の絵文字に、対応するフレームワークで、他のPerlのフレームワークに比べると、覚えるのが簡単です。さらに、継承が不要であり、最初にファイルをたくさん作らなくて済むので、とてもシンプルに使えます。また、「TripletaiL®」を利用すれば、ウェブアプリケーションを作る際に必要な、大体の機能が実装されているため、他のモジュールの使い方を覚える必要が無く習得が楽で、ブラウザ上でエラー内容をトレースできるのも特徴の一つです。

多くの方に使っていただきたい

「TripletaiL®」は、ユミルリンク10年間のノウハウが生かされている開発フレームワークで、現在製作している製品のフレームワークとして使用されています。ソースコードは、世界的なPerlアーカイブであるCPANへ公開しており、Perlライセンスの元で使用可能です。ぜひ、多くの方に「TripletaiL®」を使っていただき、「ユミルリンクのものづくり」のエッセンスを感じていただきたく思います。


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